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伝えたいメッセージを効果的に伝える。統合報告書・サステナビリティレポート作成のカギ

2025.05.23 更新

#企画・編集・ライティング#その他

目次

    企業のサステナビリティ情報開示が求められる時代へ

    近年、企業にとって「サステナビリティ情報の開示」は単なる選択肢ではなく、自社の魅力やあり方を提示するうえで必須事項に近いものとなりつつあります。「統合報告書」や「サステナビリティレポート」を作成する企業の数は年々増加しており、金融庁もコーポレートガバナンス・コードなどにおいて非財務情報の開示について積極的に取り組むことを促すなど、社会全体での取り組みが進んでいます。

    また、世界的な気候変動や環境問題に対する関心の高まりとともに、投資家や消費者からは企業の社会的責任(CSR)やESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが重要視され、この傾向は今後さらに強まることが予想されます。

    求職者がこれから応募する企業情報を取得する際や、新規取引先を探す営業が調達先企業の情報を入手する際にもこれらを閲覧する機会が増えており、統合報告書やサステナビリティレポートを通じた自社の取り組みの発信は、企業にとってさらに重要になります。

    統合報告書やサステナビリティレポートをつくるには?

    統合報告書やサステナビリティレポートは、思い立ってすぐにできるものではありません。諸所のガイドラインに沿って事業内容や社内の関連活動から開示すべき情報を精査し、適切に整理してまとめる必要があります。

    その際、単に数値やデータを並べるだけでなく、経営層や各部門が連携し、未来を見据えた事業の展望や目指す姿の明確化なども求められます。また、情報を正確にわかりやすく伝えるために、集めた情報の表現力が重要なポイントになります。

    このように統合報告書やサステナビリティレポートの作成には専門的な知識やスキルが必要で、価値創造ストーリーもそのひとつです。テイ・デイ・エスが支援する場合には、IIRC(国際統合報告評議会)が提供する「価値創造モデル(オクトパスモデル)」に、経済産業省の「価値共創ガイダンス2.0」の要素を組み込み、企業のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)のあり方を視覚的に表現した「価値創造ストーリー」を構築します。

    <価値創造ストーリーの構築方法>

    統合報告書やサステナビリティレポートの役割

    統合報告書は、企業の財務的側面だけでなく、長期的な戦略、ステークホルダーとの関わり、リスク管理、そして企業文化まで広範な情報を網羅するものです。
    サステナビリティレポートやCSRレポートは、企業がどのように社会的責任を果たし、持続可能な発展に向けて努力しているかを詳細に示すもので、ESGへの取り組みが中心となります。

    いずれも単なる情報開示にとどまらず、投資家には魅力的な投資先として、消費者には信頼できるブランドとして、認知されるための手段です。伝え方次第で、企業が自社の価値をアピールし、未来に向けての信頼を築くための強力なツールとなり得ます。

    読者に響く工夫が不可欠

    統合報告書やサステナビリティレポートは、掲載すべき要素がある程度決まっていることもあり、情報を並べるだけでは他社との差別化が難しい現実があります。数多くの企業の統合報告書の中から自分たちを選んでもらうためには、コンテンツの面白さや納得感のある数値データの掲載に加え、自社の取り組みを最大限理解してもらうための一貫したストーリー性とメッセージ性が重要です。

    これまでの成長の歩みや社会貢献から今後の事業展望までを一冊を通して読者に伝え、共感を得るための工夫が求められます。

    デザインの力で伝えたいことを届ける

    ときとして100ページ近くになる統合報告書の、すべての内容を読んでもらい、自社のメッセージを知ってもらうのは簡単なことではありません。読者が情報をすんなりと理解できるような誌面のデザイン力も必要です。

    「読みやすさ」や「視覚的なインパクト」はもちろん、情報に素早くアクセスできる検索性の高い設計やレイアウトにより、読者は必要な情報や企業のメッセージを正確に受け取ります。

    デザインは、単なる情報の配置ではなく、視覚的に企業の成長ストーリーに説得力を持たせたり、コミュニケーションを促進する力があります。読者の理解と共感を深め、結果として企業への信頼につながるデザインを目指します。

    統合報告書制作における成功のカギ

    統合報告書やサステナビリティレポートを作成するにあたっては、「ステークホルダーが必要としている情報を網羅的に整理する力」はもちろんのこと、「何をどのように掲載するかを考えるストーリー構築の力」と、「伝えたいことをどのように表現するかを考えるクリエイティブの表現力」が必要です。

    これらの力を使い、企業が伝えたいメッセージをどのように魅力的に見せ、効果的に伝えるかを考えて、一つの冊子にまとめることが成功のカギを握ります。弊社では、レポート制作におけるコンサルティングからデザインまで、企業のニーズに合わせたサービスを提供しています。

    テイ・デイ・エスのサービスがサポートするポイント

    私たちは、サステナビリティ情報を効果的に伝えるための力強いパートナーとして、以下のようなスタンスで企業の未来に向けた成長をサポートします。

    • 制作コンサルティング:企業の事業内容やESGへの取り組みを整理し、開示すべき情報を見極めます。

    • デザイン:情報やストーリーを魅力的に見せ、読みやすさや、検索性に配慮したレイアウトや設計をします。

    • ストーリーテリング:企業の未来ビジョンを、魅力的な物語として一貫性を持って表現します。

    <制作フロー>

    テイ・デイ・エスでは『統合報告書』作成における、コンサルティングからコンテンツ制作までを含んだプランを用意しています。各種IRレポート、株主総会・決算説明会等スライド資料・動画なども合わせてお問い合わせください。

     

    また、企業活動にSDGsをどう反映させるべきか検討されている場合や、取り組みの停滞といった課題を抱えている場合はこちらをご覧ください。

    詳しい資料はこちらからダウンロード!

    Teamやぶさめ

    TDS マーケティングチーム

    テイ・デイ・エスのマーケティング戦略から実施までを担う少数チーム。
    デザインカンパニーとして題材の深堀りやコンテンツの作成や発信を行う。