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設立直後の新会社のコーポレートロゴとツール一式をデザイン

#ブランディング#グラフィックデザイン

AIQVE ONE株式会社 さま

―企業の想いを的確に捉え、短期間で納品―
設立直後のAIQVE ONE株式会社(アイキューブワン)様のご依頼で、企業活動に必要なツール類一式をデザインしました。コーポレートロゴ、名刺、オンライン会議の背景、パワーポイント資料のフォーマットを制作。コーポレートロゴについては、その使用方法を定めたガイドラインも作成しました。また、ブランディングに関する入門的な研修も実施しました。

対応内容 コーポレートブランディング
期間 プロジェクト実施期間:約2ヶ月
以降、イベント用のロゴやバナーの制作や、その他ご相談等で継続サポート

ご依頼の背景

会社分割、第三者割当増資、商号変更ととんとん拍子に進行

AIQVE ONE様は、ゲーム業界を中心にAI技術を活用した「ソフトウェア品質保証事業」を提供しています。ソフトウェア品質保証事業とは、端的に言えばソフトウェアのテストです。プロダクトの品質を可視化し・向上させるための評価をするサービスです。

同社の前身は、ゲーム開発を主に行うmonoAI technology株式会社様のテスト事業にさかのぼります。このテスト事業は2021年2月1日に会社分割され、「monoAI QA technology株式会社」(以下、monoAI QA社。QA = Quality Assurance)が発足。
その後monoAI QA社は、同じくQA事業を行う株式会社ベリサーブ様から第三者割当増資を受けてその子会社となり、商号を「AIQVE ONE株式会社」に変更することが決まりました。

ビジネス展開に必要なツールを急ピッチで用意したい、しかし品質にはこだわりたい

新会社設立から商号変更まで調整や手続きがスピーディに進みました。そのため、AIQVE ONE様が本業のビジネスを展開するためのツールも、できるかぎり速やかに準備する必要が生じました。

しかし、良い加減なものをその場しのぎで作るのではなく、品質にはこだわりたい。AIQVE ONEの方々 は、そのような想いを抱いていました。そもそもゲーム業界は、ゲーム自体のグラフィックからプロモーションツールまで、多岐にわたる領域でデザインが非常に重視される世界です。また過去の経験から、ブランディングが社内外両方に対して極めて重要な活動であることを、幹部の方々は肌で感じていました。

そのような経緯で、コーポレートロゴ、名刺、パワーポイント資料のフォーマット、オンライン会議背景の制作のご相談を受けました。

施策

コーポレートロゴから着手し、優先度の高い順にツールを制作

AIQVE ONE様から弊社が最初にご相談を受けたのは2021年2月1日。まさに新会社(monoAI QA社)設立のその日でした。ただちに数人のデザイナーをこのプロジェクトに割り当て、コーポレートロゴ(以下、ロゴ)のデザインに着手。2月9日に初回のご提案を行いました。この段階で、方向性の異なる8案を提示し、3案に絞りました。
その後は、絞られた3案を作ったデザイナーだけを残し、デザインの精緻化を進めました。2月下旬にはロゴのデザインを確定することができました。

続いてこのロゴを名刺、オンライン会議背景、パワーポイントのフォーマットへと順次展開。3月中旬にはこれらのツール類も納品しました。最後に、ロゴの使用方法を定めたガイドラインを作成し、4月上旬に納品しました。

ロゴに込めた意味、デザインの背景

シンボル(図形)とロゴタイプ(文字)の両方を作成。シンボルは社名の頭文字Aをモチーフにし、「発見して正す」というQA事業のイメージを想起させるデザインにしました。また、二つのAに囲まれた空間は、明るい開けた空間に通じていることを想起させます。これはAIQVE ONE様が目指すデバッグ革命が達成された未来を象徴し、同社が「品質管理に、革命を。」という理念に向かって前進していくことを意味しています。
色彩は藍色を主に用い、技術の先進性とサービスの信頼感を表現しています。
ロゴタイプもその業容にふさわしい、信頼性、安定感、先進性を感じさせるものとしました。

もともと、ゲーム業界のソフトウェアのテストは大手メーカー社内の品質管理部門で行われていました。それが十数年前から、テストやデバッグを受託する企業が登場。
多くの企業では人力でバグを摘出していますが、ヒューマンエラーを回避してテストの精度を高めるには、膨大な手間と時間を必要とします。

AIQVE ONE様ではこのような業界スタンダードに異を唱え、理論的・効率的なテストを行うと考えました。人の感性・直観が必要な業務は人が行い、可能な限りテストを自動化することで、ミスも減少します。加えて、テスト要員の労働環境も改善します。
同社の企業スローガン「品質管理に、革命を。」にはこのような意味が込められています。弊社のメンバーも、そのビジョンに深く共感することができました。

 

ブランディング・セミナー

制作と並行して、ブランディングに関する入門的なセミナーを実施しました。対象は山崎社長を始めとする同社幹部、及びセールス・マーケティング部門の方々です。「ブランドとは?」「ブランディングとは?」という基本的な概念や、ブランディングに必要な考え方をご説明しました。

その後受講者の中には、セミナーで紹介した参考文献を購入した方々も何人かいたそうです。さらにブランディングへの理解を深め、日々の業務で実践しようとしているとのことでした。弊社のサービスが、AIQVE ONE様に継続的に良い影響を与えることができているとしたら、とても喜ばしいことです。

 

成果

心機一転、新会社としてのスタートを業界に印象付けた

納品から半年ほど経った2021年11月、セールス&マーケティング部の桑野部長に、成果物についてのお話を伺うことができました。

「今回、合弁会社として心機一転スタートし、体制をしっかり整備してやっていく、という会社の意思をアピールできたと考えています。
既存の顧客や業界にとって、AIQVE ONEの社名もロゴも初めて見るものだったはずですが、信頼感や安定感をイメージしてもらえたと思います。
あれから半年経って、問い合わせも増えています。
ブログやイベント も並行して運営しているので、もちろんロゴやツール類だけの効果ではないでしょう。
しかし、monoAI technologyの部門の一つだったころは、会社自体がテストの他にもAIの開発などいろんなことをやっていて、何の会社かイメージが定まりませんでした。
テストの会社として、確固たるイメージが定まってすっきりしたと思います。
それに、ロゴを早く作れたことで、ロゴを付けたボールペンとか、シールとかのグッズも思ったより早く作ることができました。
次はロゴのシールに理念も入れようかなと考えています(笑)」

また、同社が開催している「QA Tech Night」というセミナーイベントは、最近業界でも話題になっていると言います。品質管理をテーマにしたセミナーで、品質管理の最新トレンドやゲーム業界の最新技術を紹介することで、業界全体の発展につなげるというものです。
私たちはこれからも、デザインを通じて、AIQVE ONE様の発展を支援して行きたいと考えています。

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